米国オハイオ州ニューアルバニー ― オハイオ州のマイク・デワイン知事は本日、Bayer(バイエル)およびJobsOhioとともに、Bayerがオハイオ州ニューアルバニーに新たな医薬品製造拠点を建設するため、22億ドルを投資する計画を発表しました。
この投資により、ニューアルバニー・インターナショナル・ビジネスパークにおいて、Bayerは約600人の高付加価値雇用を創出する見込みです。また、施設建設期間中には約1,500人の建設関連雇用が生み出される予定です。
「Bayerは世界的に高い評価を受けているライフサイエンス企業であり、米国内のどこにでもこの新施設を建設することができました。その中で、Bayerはオハイオ州を選びました。今回のプロジェクトにより、オハイオ州がライフサイエンス分野への投資先として、世界有数のバイオ医薬品製造拠点の一つであることが確固たるものになります。」と、マイク・デワイン知事は述べました。
今回のプロジェクトは、Bayerが過去5年間に米国で実施してきた70億ドルを超える医薬品研究開発および製造への投資を基盤とするものであり、同社にとって最大の医薬品市場である米国における、長期的な成長戦略とイノベーションおよび患者アクセスへの取り組みの中核をなすものです。
「Bayerは長年にわたり、米国を重要な製造拠点かつイノベーションのハブと位置付けてきました。今回の画期的な投資は、当社の米国への強いコミットメントを示すものです。新たな拠点には、高度な製造技術と熟練した人材が集結し、米国内外の患者に革新的で高品質な医薬品を届ける当社の能力をさらに強化します。」と、BayerのCEO、ビル・アンダーソン氏は述べました。
柔軟性と拡張性を備えたモジュール型キャンパスとして整備される新施設では、原薬(drug substance)製造と製剤(drug product)製造を一体化するとともに、高度なデジタル技術や自動化技術を活用し、Bayerが展開するがん領域、心血管疾患領域、腎疾患領域における成長する製品ポートフォリオを支える計画です。オハイオ州に製造拠点を構築することで、Bayerは米国における医薬品供給の安定性・信頼性の向上にも貢献します。
「Bayerによる22億ドルの投資は、イノベーションとインフラへのオハイオ州の取り組み、そして企業が成功できる環境づくりの直接的な成果です。今回のプロジェクトをめぐっては、多くの州との誘致競争がありましたが、オハイオ州が選ばれました。施設が完成すれば、約600人がここオハイオ州で医薬品製造に従事することになります。オハイオ州は、米国でビジネスを行うのに最適な場所であることを改めて証明しています。これは強いリーダーシップなしには実現できません。」と、バーニー・モレノ上院議員は述べました。
原薬製造を担う第1モジュールは2031年の稼働開始を予定しています。その後、製剤製造を担う第2モジュールを2034年に稼働させる計画です。
新施設は、ニュージャージー州ウィッパニーにあるBayerの米国医薬品事業本社に加え、ペンシルベニア州ピッツバーグ、カリフォルニア州バークレー、マサチューセッツ州ケンブリッジ、ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク、カリフォルニア州サンディエゴにある既存拠点を補完するものとなります。
オハイオ州におけるバイオ医薬品製造人材の育成
Bayerが計画する柔軟性と拡張性を備えたモジュール型医薬品製造キャンパスへの投資は、拡大を続けるオハイオ州のバイオ医薬品製造産業にとって大きな前進となるとともに、コロンバス地域におけるライフサイエンスおよびバイオ医薬品製造産業の集積をさらに強化するものです。
人材育成・人材確保の体制は、Bayerがオハイオ州を投資先として選定するうえで重要な要素となりました。Bayerは、現在建設中で2027年夏の開設が予定されている[Ohio Life Science Training Center(オハイオ・ライフサイエンス・トレーニング・センター)]を活用し、オハイオ州民を対象に、バイオ医薬品製造のオペレーターや技術者として働くための訓練を実施する予定です。
JobsOhioは、同センターに最大3,000万ドルを投資します。これに加え、ニューアルバニー市、オハイオ州政府およびThe New Albany Companyから約800万ドルが拠出されます。これは、ライフサイエンス産業を州の経済開発における重点分野と位置付ける戦略の一環です。
「Bayerが選んだのは、単なる立地ではありません。人材を選んだのです。Ohio Life Science Training Centerは、オハイオ州民がSTEM分野でキャリアを築くための準備をするために設立されたものであり、その成果はすでに現れています。JobsOhio、Ohio Life Sciences、ニューアルバニー市、Columbus Stateは連携して、将来の医薬品産業をオハイオ州で支える人材パイプラインを構築しています。」と、JobsOhioのプレジデント兼CEO、J.P.ナウジーフ氏は述べました。
ビジネスの迅速な展開を支えるインフラ
世界水準のインフラと、すぐに開発に着手できる「シャベル・レディ(shovel-ready)」な用地は、CNBCが2026年にオハイオ州を**「ビジネスに最適な州 No.1」**に選出した理由の一つです。
ニューアルバニーでは、電力、水、その他のインフラへのアクセスを確保するため、20年にわたるマスタープランニングが進められており、今回のような大規模プロジェクトを迅速に進めることを可能にしています。
Bayerは、ニューアルバニー・インターナショナル・ビジネスパークに形成されつつあるライフサイエンス産業集積に加わることになります。同ビジネスパークには、Amgen、Hims & Hers、American Regent、Pharmaviteなどの企業が進出しています。
これらの企業は、9つの世界クラスの医療・研究機関および主要な学術機関を結ぶOhio Discovery Corridorの中で事業を展開しています。同地域には、年間39,000人のSTEM分野の卒業生、年間10億ドル規模のNIH(米国国立衛生研究所)助成研究基盤、そして画期的な研究とイノベーションを推進する産学連携の機会があります。
「Bayerの投資は、先般発表されたOhio Life Science Training Centerをはじめ、地域および州全体で私たちが生み出している成長の勢いをさらに強化するものです。ニューアルバニー・インターナショナル・ビジネスパークには、約3,800万ドルを投じた最先端のバイオ医薬品製造研修施設が整備されます。これはオハイオ州で初めての施設です。これらの投資が一体となることで、高付加価値のキャリア機会を創出するとともに、この重要な産業の継続的な成長を支える人材基盤を構築していきます。」と、ニューアルバニー市長のスローン・スポルディング氏は述べました。
今回のBayerの新施設は、米国を拠点とする新たな協業エコシステムの一翼も担うことになります。その目指すところは、最先端の学術研究と高度な製造技術を結び付け、将来を見据えた医薬品生産を支える強固なエコシステムを構築することです。
「Bayerの決定は、コロンバス地域がライフサイエンス分野における世界的な拠点として存在感を高めていることを示す力強いメッセージです」と、One Columbusのチーフ・エコノミック・デベロップメント・オフィサー兼プレジデント、ジョナス・ピーターソン氏は述べました。「当地域は、北米の主要市場への優れたアクセスを有するとともに、医療の未来を切り拓く高度な業務を支える十分な厚みを持つ人材基盤を備えています。Bayerは、ライフサイエンス分野で確かな成長の勢いを持ち、次の時代をリードする能力と意欲を備えた地域に加わることになります。」
Bayerは今後、オハイオ州開発局(Ohio Department of Development)が開催する将来のTax Credit Authority会合において、**雇用創出税額控除(Job Creation Tax Credit)**の適用を申請する予定です。また、同社は本プロジェクトについてJobsOhioによる支援も申請する予定であり、最終的な合意が締結された後に、その内容が公表される予定です。
関係者のコメント
「これは私の選挙区、そしてオハイオ州中部にとって非常に大きな投資です。Bayerによる20億ドルの投資は、600人の新たな雇用と、私たちの家族にとってさらなる機会を意味します。世界中の企業がなぜこの地域を投資、イノベーション、雇用創出の場として選んでいるのかを、今回のような発表が示しています。特に、オハイオ州民がこれらの雇用機会を得て、ライフサイエンス産業でキャリアを築くために必要な人材育成の仕組みづくりに携われることを大変うれしく思います。Bayerおよび新たな研修センターと連携し、私たちの人材がこうした機会を最大限に活かせるよう準備を整えていきたいと考えています。これこそ、私たちが力を合わせてオハイオ州中部に成果をもたらす姿です。」
— ジョイス・ビーティ下院議員(オハイオ州第3選挙区)
「本日の発表は、トランプ大統領の経済政策が米国、そしてオハイオ州をより強く、より繁栄し、より安全な場所にしていることを示す最新の事例です。今回の州経済および人材への大規模な投資について、Bayerとオハイオ州の皆様にお祝いを申し上げます。」
— ジェフリー・ケスラー氏、商務省産業安全保障担当次官
「米国はBayerの医薬品事業にとって重要な市場です。今回の拡張は、医薬品事業を成長させ、当社で最も成長著しい医薬品市場である米国、そして世界各地のお客様や患者からの需要に応えるための重要な一歩となります。」
— セバスチャン・グート氏、Bayer Pharmaceuticals COO兼Bayer U.S.プレジデント
「今回の施設は、当社のグローバルな製品供給ネットワークにおける重要な戦略的拠点となります。世界各地の既存製造拠点への投資を継続する中で、オハイオ州への新たな拠点設置により、市場に対してより高いレジリエンスと安定性をもって製品を供給する能力がさらに強化されます。」
— ホルガー・ワイントリット氏、Bayer Pharmaceuticals Product Supply部門責任者
「Bayerがオハイオ州での事業基盤を拡大するという決定は、州のイノベーションと経済成長にとって素晴らしいニュースです。この新施設は、医療とライフサイエンスの未来を変える、意義のある産学連携や科学的発見に向けた新たな機会を創出します。Ohio Stateの研究者がBayerのチームとともに共通の目標に向けて取り組めることを楽しみにしています。また、今回のような州の経済発展につながる成果を実現するうえで、私たちの大学およびオハイオ州の高等教育機関が果たす重要な役割を大変誇りに思います。」
— ラヴィ・ベラムコンダ氏、The Ohio State University学長
「私たちの地域は、次なるバイオ医薬品産業の成長を牽引する準備が整っています。ニューアルバニー・ビジネスパークは、American Regent、Amgen、Pharmaviteをはじめとする世界的なライフサイエンス企業を誘致し、オハイオ州における事業基盤の構築・拡大を促してきました。これらの業界を代表する企業は、すでに当ビジネスパークで2,660人以上を雇用しており、2027年にニューアルバニーで開始予定のAmgenによる350人の雇用拡大によって、その規模はさらに拡大します。
この成長を持続させるため、Ohio Life Science Training Centerが2027年にニューアルバニーで開設され、高度な製造分野での就業機会に必要なスキルを将来の従業員に提供します。オハイオ州に高賃金の雇用と投資をもたらし、州およびコロンバス地域全体に利益をもたらす、世界をリードするバイオ医薬品企業Bayerのコミットメントを、私たちは歓迎します。」
— ウィリアム・エビング氏、The New Albany Company プレジデント兼CEO
「オハイオ州が今回のような変革をもたらす投資を獲得できるのは、産業界の声に耳を傾け、早期に行動しているからです。Bayerは、人材育成・人材確保の体制が不可欠だと私たちに伝えてくれました。そして、Ohio Life Science Training Centerに対する私たちの共同投資が、オハイオ州にはそれを実現する力があるという確信をBayerに与えました。」
— エディ・ポーリン氏、Ohio Life Sciences プレジデント兼CEO
「教育と成長する産業を結び付け、学生に将来のキャリアへの道筋を示し、高品質で高収入の仕事に必要なスキルを理解してもらう機会は、非常に価値のあるものです。学生、学校、そしてニューアルバニー地域全体に利益をもたらす有意義な連携の可能性を探っていくことを楽しみにしています。」
— ジェイソン・ファイン博士、New Albany-Plain Local Schools教育長
Bayerについて
Bayerは、ヘルスケアと栄養というライフサイエンス分野を中核事業とするグローバル企業です。同社は「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」という使命のもと、世界的に進行する人口増加と高齢化がもたらす主要な課題への対応を支援し、イノベーションと成長を通じて価値を創出する製品・サービスを提供しています。
Bayerブランドは、世界中で信頼性、確実性、品質の象徴となっています。2025年度のグループ従業員数は約88,000人、売上高は456億ユーロでした。研究開発費は58億ユーロでした。
詳細については、[www.bayer.com]をご覧ください。
Ohio Discovery Corridorについて
Ohio Discovery Corridorは、Case Western Reserve University、Cincinnati Cancer Center、Cincinnati Children’s、Cleveland Clinic、Cleveland State University、Nationwide Children’s Hospital、The Ohio State University、University Hospitals、University of Cincinnatiという9つの中核機関を、クリーブランド、コロンバス、シンシナティの各地域で結び、オハイオ州のライフサイエンス・イノベーション基盤を形成しています。
このネットワークを通じて、企業は年間39,000人のSTEM分野卒業生、年間10億ドル規模のNIH助成研究基盤、そして革新的な医薬品や医療機器を研究室から臨床現場へと展開するために必要な研究・開発環境にアクセスできます。
JobsOhioとオハイオ州政府による4億ドル超の投資を基盤として、Ohio Discovery Corridorは、ライフサイエンス産業の未来に向けて、州および世界を支える人材、技術、インフラの構築を進めています。
将来予測に関する記述
本リリースには、Bayer経営陣が現在の前提および予測に基づいて作成した将来予測に関する記述(forward-looking statements)が含まれている場合があります。
既知および未知のさまざまなリスク、不確実性、その他の要因により、実際の将来の業績、財務状況、事業展開または経営成績が、本リリースに記載された予測と大きく異なる可能性があります。
これらの要因には、Bayerのウェブサイトで公開されている同社の各種報告書に記載された事項が含まれます。Bayerは、これらの将来予測に関する記述を更新したり、将来の事象または進展に合わせて修正したりする義務を負いません。
Bayer AGは、世界各地で事業を展開する子会社を傘下に置く持株会社です。本リリースにおける「Bayer」または「同社」という表現は、文脈に応じて、Bayer AGまたはその一つ以上の子会社を指す場合があります。

オハイオ州コロンバスへの進出相談・資料請求はこちらから

