オハイオ・ウェスリアン大学は、学術的基盤における大きな飛躍を発表した。卒業生の寄付金1,700万ドル以上を原資とし、主要エンジニアリング企業との提携を背景に、コンラッズ工学部を創設する。同学部は2027年秋に初の機械工学専攻生を受け入れる予定だ。
重要性:
コロンバス都市圏は、国内有数の先端産業ハブへと成長している。この成長に伴い、あらゆるレベルでエンジニアリング人材への緊急需要が生まれている。
数年前、ワン・コロンバスが事業拡大の可能性について協力していた企業のうち、高度なスキルやエンジニアリング人材を必要としていたのは約3分の1に過ぎなかった。
今日、その割合は60%以上に急増している。
今回の発表は、エンジニアリング人材が競争力を決定づける要素となっている時期に、地域の労働力に意味のある強みを加えるものだ。企業は成長を支え、業務を効率化し、新たなアイデアを市場に投入するためのより深い人材パイプラインを獲得できる。
実現の経緯:
オハイオ・ウェズリアン大学は、産業界のニーズに耳を傾け、実践的学習・技術的深み・リベラルアーツ教育の人間中心の強みを基盤とした工学プログラムを設計することで、このモデルを構築した。
主なパートナーシップ:
- Vertiv:OWU工学部の学生に優先的なインターンシップ機会を提供。
- Ansys(Synopsys傘下)は最先端のシミュレーション・解析ツールへのアクセスを提供。
- 主要な卒業生投資家:ジョージ&パッツィ・コンラッズ夫妻による1,300万ドルのリード寄付を含む。
開発過程において、OWUは強力な技術力、明確なコミュニケーション能力、チームリーダーシップを備えたエンジニアを必要とする産業パートナーと緊密に連携した。
これが「コロンバス・ウェイ」の実践例である:慈善活動、産業界、高等教育機関、地域パートナーが目的と緊急性のもとで連携する姿だ。
ジェイソン・ホールは、オハイオ・ウェスリアン大学のマット・ヴァンデンバーグ学長、クオンタム・ヘルス創業者兼取締役会長のカラ・トロット、そしてコンラッズ家と共に、同大学の新設となるコンラッズ工学部を発表した。

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