コロンバスエリアは、アメリカ国内でも屈指の人材の宝庫と言われています。その背景には、教育水準が高く、多様性のある若い労働者の人口密度が高い点が挙げられます。
そのベースとなる数値を見てみましょう。
中西部で人口成長率の伸びが最も高い
2010から2014年にかけ、コロンバスは中西部の主要都市で最も高い人口成長率を示しています。
Source: U.S. Census Bureau, Population Estimates
若者世代の教育水準が高い
コロンバスは、アメリカの平均値や他の主要都市と比較して、若者世代の教育水準が高いと言われています。下図は、学士を有する若者の比率を示したものですが、アメリカ平均が29.3%なのに対し、コロンバスは33.3%を誇ります。
Source: U.S. Census Bureau, American Community Survey 2014
若い労働者の人口密度が高い
コロンバスは、25-34歳の全人口に占める割合が15.5%であり、これはアメリカの主要都市で7番目の数値です。テクノロジーの中心地として有名なシリコンバレーでも15.9%であることを考えると、コロンバスの比率の高さが理解できるでしょう。
Source: U.S. Census Bureau, American Community Survey 2015
若手の人材宝庫の鍵は?
若手の人材宝庫の鍵は、物価水準と給与水準のギャップにあります。物価水準はアメリカ平均の90%程度なのに対し、都市別給与のリターンは全米で2位にランクしています。生活水準の豊かさが他都市と比較した際に競争優位性を発揮し、このような結果を生み出しているといえるでしょう。