JETRO最新レポートから読み解く米国各州の投資状況

出典:http://gaishishukatsu.com/company/136

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海外へビジネス進出する際の、場所の選定にあたって重要なのが、対応する都市における投資の活況さが挙げられます。米国に関しては、JETROが毎年、「北米における投資事例と 州の取り組み 」というレポートを発表しているので、そちらを参考にされるのが良いと思います。

本日は、JETROの「北米における投資事例と 州の取り組み 」から各州における投資状況とオハイオの活動について紹介します。

 

最も投資が活況な州はどこ?

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上の図は、各州における投資件数です。投資は、製造業の新規投資と拡張投資、その他の3つに分かれます。三つの投資件数を合計した際のトップは、テキサス州であり、合計投資件数は689件に上ります。二位は、我らがオハイオ州であり、投資件数は582件でした。以下、イリノイ、ノースカロライナ、ジョージアと続きます。皆さんにとって馴染みのあるカリフォルニア州は170件でした。

なお、過去三年間の累積投資件数でみた場合でも、1位・2位は変わらず、テキサス州、オハイオ州となります。この結果からも州によって、事業への投資のスタンスが大きく異なることが分かると思います。

 

オハイオ州の特徴は?

投資件数が全体で2位であった、オハイオ州。果たして、好調の要因はどこにあるのでしょうか?

 

民間主体の支援体制

オハイオ州は、ジョン・ケーシック氏が知事に就任した 2011 年から 2013 年までに 17 万 人の雇用を創出するなど、ひときわ目立った投資実績を残しています。その企業誘致活動を行っているのが、投資推進民間組織「ジョブズオハイオ」です。ジョン・ケーシック氏によって2011年に民営化された当該組織は、民営化によって内部手続き が迅速化し、企業目線でスピーディー、きめ細かな対応が可能となりました。

 

域内 11 郡が協力して企業誘致を展開

コロンバスのあるフランクリン郡を中心に周辺 11 郡が一体となって企業誘致を行っている点も強みと言えます。そして、それらの周辺11群の企業誘致支援機関として 2010 年に設 立されたのが、我々「コロンバス2020」です。

 

州とコロンバスエリアで目立つ金融・保険のバックオフィス機能の拡大

地域的には、州都コロンバスとその周辺地域が成長都市として特に関心を集めています。特に金融・保険分野、ヘルスケア・社会福祉分野で雇用の伸びが著しく、 金融・保険分野では、バックオフィス機能の拡大が目立ちます。例えば、JP モルガン・チェ ースは同地域にクレジットカード決済や外貨取引などのバックオフィス機能を集約した結 果、同地域内の従業員数は 2 万人規模に拡大しました。

また、物流拠点の新規設立の動きもあ り、物流拠点の集約化に取り組む国内企業が増加する中、同州とりわけコロンバス地域への関心が高いといわれています。最近では、化粧品大手のベ アエッセンシャルが、約 2 年間の計画で物流拠点を同地域に集約しています。

 

日本企業の進出も目立つ

オハイオ州の日本への関心に大きく貢献しているのが、これまで同州で投資を行ってき た日系企業の存在です。ホンダは、オハイオ州で 1 万 3,000 人を雇用し外国籍企業で最も雇 用に貢献している。ホンダを筆頭に 350 社近くの日系企業が投資しており、ジョブズオハ イオによると、2003 年以降に日系企業だけで 7,000 人の雇用、30 億ドル以上の新規投資を 生み出していと言われています。その結果、日系企業の当地での投資活動は、日系企業に対する信用度を高めています。

 

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